株のシステムトレードをしよう - 1から始める株自動取引システムの作り方

株式をコンピュータに売買させる仕組みを少しずつ作っていきます。できあがってから公開ではなく、書いたら途中でも記事として即掲載して、後から固定ページにして体裁を整える方式で進めていきます。

戦略:前日比x%以下で買い、前日比y%以上で売り その7

昨日に引き続き、公式のドキュメントで怪しいと思った部分を翻訳していく。

how-to-make-stock-trading-system.dogwood008.com


<原文>

  • The current data has already happened and cannot be used to execcute an order.

If the logic in the strategy is something like:

 if self.data.close > self.sma:  # where sma is a Simple Moving Average
     self.buy()

The expectation CANNOT be that the order will be executed with the close price which is being examined in the logic BECAUSE it has already happened.

The order CAN BE 1st EXECUTED withing the bounds of the next set of Open/High/Low/Close price points (and the conditions set forth herein by the order)

https://www.backtrader.com/docu/order-creation-execution/order-creation-execution/ より


<訳文>

  • 現在のデータは既に発生しており、注文を実行することはできない。

もし戦略のロジックが次のようなものであれば:

(Pythonのコード)

すでに起こったからといって、ロジックで検討されている終値 close で注文が執行されることを期待してはいけない。

注文は、始値/高値/安値/終値の価格ポイントの次のセットの範囲内で初めて執行されるようになる(そして、その条件は注文によって前方へセットされる)。


意訳して要約すると、「ある日Xに出した注文は、Xの終値では約定せず、次営業日の四本値の範囲内で条件が満たされた場合に、初めて約定する」といったところでしょうか。

ただ、それでもなお、注文が通らないことの理由を全て説明できたわけではないので、引き続き調査していく。

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