株のシステムトレードをしよう - 1から始める株自動取引システムの作り方

株式をコンピュータに売買させる仕組みを少しずつ作っていきます。できあがってから公開ではなく、書いたら途中でも記事として即掲載して、後から固定ページにして体裁を整える方式で進めていきます。

auカブコム証券でできるだけ低コストでAPIを使う方法

結論から言おう。「月1回以上取引手数料無料のETFを買ってすぐ同額程度で売る」がその方法である。

auカブコム証券はkabu STATION APIを提供しているが、これを使用するには「Fintechプラン」の適用が必要である。

「Fintechプラン」の適用条件の詳細は、下記の通りであるが、抜粋すると次の通りである。

信用取引口座または、先物オプション取引口座開設済みかつ、前月当社全取引における約定回数が1回以上ある場合

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これを満たそうと思うと、一見すると、取引手数料や日歩を支払う必要があるように見える。

しかし、よく見ると、「約定回数が1回以上」としか書かれておらず、「信用取引で」とも「現物取引で」とも指定が無い。したがって、信用口座を開けるだけ開けておき、現物取引を1回以上行っておけばFintechプランの適用対象になる。

ここで、「そうは言っても、現物株取引は手数料かかるじゃん」という声があるかもしれない。確かに、国内株は最も安くても税込み99円の手数料がかかることが明示されている。

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しかしながら、まだもうワンステップ踏み込める。もう一度条件を見て欲しい。「約定が必要」とあるだけで、「上場株式会社の約定」とは書かれていない。すなわち、取引手数料無料のETFも約定すればFintechプランの対象になるのである。あとはそれに該当するETFを1ヶ月に1回買い/売りすることで条件を満たせる。できるだけリスクを小さくしたい人は、最も安い手数料無料のETFを1株だけ買い、すぐに売ることで変動リスクを最小化できる。

興味がある人は、是非試してみてほしい。ただし、記載内容は全て自己責任でやって欲しい。また、記事の正確性は一切保証しない。

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