株のシステムトレードをしよう - 1から始める株自動取引システムの作り方

株式をコンピュータに売買させる仕組みを少しずつ作っていきます。できあがってから公開ではなく、書いたら途中でも記事として即掲載して、後から固定ページにして体裁を整える方式で進めていきます。

現物取引と信用取引

現物取引

受渡日

株を買った時には、対価として当然現金を差し出すことになる。では、実際にその株を受け取るのはいつになるのか。それを受渡日といい、昔は3営業日だった。今は受渡日は2営業日になっている1

しかし、これは過去実際に株券が存在していた時の話である。どういうことかというと、昔は売買が成立してから3営業日後に、実際の紙に印刷された株式株券を手に入れることができた。

しかし、2009年1月5日から2日本国内における上場企業の株式は、すべて電子化されたため、実際にあなたが紙での株券を受け取ることは現在では無い。

ではどういう意図でこの項目を紹介しているかと言うと、株を売った時に特に関わりがある。株を売った時に自分の証券口座に入金されるのも、2営業日後ということである。

すなわち、「資金繰りがカツカツの場合に現物株を売ればなんとか回る」といったことを考えていると、足元をすくわれるので注意されたい。

資金繰りと差金決済取引の禁止

信用取引

委託保証金と代用有価証券、代用掛目

委託保証金維持率と追証

制度信用と一般信用

日歩、管理費、権利処理等手数料、配当落調整金

逆日歩、貸株料

日歩が買いポジションの時の利息なのに対し、売りポジションの時の利息はなんと言うだろうか。正解は逆日歩ではなく貸株料である。貸株料は日歩と同じく契約する証券会社によって異なる。

一方逆日歩とは何か。そもそも信用売りとは手元にない株を誰かから借りてきてそれを売る行為を指すつまり借りてくる株がないと売りから入ることができない。株を貸してくれる人が少なければ、借りてくるためにより、多くのコストが必要となってしまう。これが逆日歩である。

逆日歩には大きな注意点が一つあり、それは 翌営業日にならないといくら取られるのかが分からない点 である。いくらかかるかわからないのに、取引すれば支払うことだけ約束させられる、という悪魔みたいな契約と思わざるを得ないような仕組みではあるがこれで世の中が回っているので参加者になるためにはのむしかない。

なお昼は翌営業日の朝10時から12時の間に決まることが一般的なようである3

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